脳内モノローグ日記

サッカー(主にマリノス)の観戦記やら好きなエンタメの感想を書き綴っています。よろしくお願いします。

2022シーズン第10節 ヴィッセル神戸戦 チーム一体で掴んだ勝利

前節、2人の退場者と怪我人を出して早くも

スクランブル状態のマリノス

そして、中2日という短期間で迎える相手は同じACL挑戦の神戸。

言わずと知れたタレント集団。タイミングが悪いがどんなメンバーで戦うのかも注目。

 

そんな、スタメンには小池裕太・藤田ジョエル・宮市・西村・ルーキー山根と前節から8人を入れ替えた驚きのメンバー。

どのような試合展開になるのか楽しみ。

 

前半

スタメンを大幅に入れ替えた影響もあり、パス回しなどで多少バタつく序盤。

神戸のプレスが強くかかり余計にバランスが崩れる。

ただし、マリノスも時間を経過していく中で落ちつきを見せて持ち直していく。

前半の印象的なシーンとしては、移籍後初スタメン組の西村+宮市。

西村は、トップ下で組み立てと敵陣の守備へ奮闘。走りを止まず、的確に捕まえていて意外にクレバーだと感じた。

宮市に関しては、松原からのスルーパスからの裏抜けしてのクロス。彼のスピードだからこそ為せるプレー。この連携は松原、仲川だけだと思ったが。生粋のウインガーだ。

前半途中からは、マリノスが主導権をほぼ握る中、38分にCKから西村の打点の高いヘディングで先制!

 

後半

神戸が中盤の位置を変更して逆襲。

更に、イニエスタとサンペールを投入して、2人を軸に攻撃の比重を強くする。

マリノスも、選手を細かく交代して打開を図る。

驚いたのは、17分に投入された小池龍太。ポジションはボランチ

普段は、SBを務める彼をそこに置き、中盤の守備のフィルター役にさせたのは面白かった。

耐え凌ぐマリノスもカウンターを中心にゴールを狙うが後一歩届かない。

 

両者が攻撃をやり合うような展開になってきた中、神戸の決定機を尽く防ぐ高丘。

もはや、高丘ではない。神丘様であれ。

彼は、マリノスに移籍してきて急激に成長してきているのではないか。代表も?

 

マリノスがチーム全体で攻撃を防ぐ中、攻撃陣を前半から走り回り牽引する漢が魅せる。

もう、時間がロスタイムに入った中、水沼のパスを貰った西村が脚を攣りながらも、

一人をかわして流し込んだ!何という劇的。

 

2-0。この勝利はとてつもなく大きい。

西村は、この一試合で13km以上走り抜き、2ゴール。間違いなくファン・サポーターの心を掴んだだろう。

 

感想

前節の試合事情からメンバーを大幅に変える必要があった今節。

一体、どこまでマリノスのスタイルを体現できるのか少し心配していたけれど

新たな発見の連続であった。

この試合のMOM級の活躍を見せた西村。トップ下で前線のチェイスを行い、攻撃のスイッチ役に。この一試合での存在感は凄く確実にこれからメンバー入りしてくるかもしれない。

また、左SBで入った小池裕太。ボールタッチが上手く、ウイングを使うのが絶妙。

その姿は、どこか昨シーズンまで在籍したテイーラトンのように巧みであった。

そして、最も驚いたのはこの日プロ初出場となった山根陸。

ユースからのトップ昇格という事で、ボランチで18歳とは思えない落ち着きと視野。

今後が凄く楽しみな逸材だ。

 

そして、今回の勝利でチーム内の競争が高くなったのは明白だ。

そうして、選手層が更に厚みを持つ。

 

今回の勝利は、勝ち点3以上の価値を持った大きいものであった。

 

マリノスは誰が出ても、マリノスらしく勝つ。

 

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