2023シーズン開幕。マリノス最高の船出。
いよいよ開幕した2023シーズンリーグ戦。
開幕戦の相手は奪還を目指す川崎フロンターレ。金J対象試合ということで注目度は高い。
マリノスは主力選手が複数抜けたが、どこまで既存の選手で穴を埋めるか。いや、その上を行けるか。期待が高まる。
2月の夜の等々力は、寒かったけれど、試合内容は激アツの内容。いやー、勝った。勝った。
西村のあの落ち着きはなんだ。履かない漢のメンタルはどこか違うのか。
しかし、川崎は相変わらず強い。両チーム共まだ開幕一戦目ですよ。アクセル全開だったね。お互いまだクオリティは上がってくると思いますが、やはりリーグのトップを争うチームになりそう。
マリノスは畠中が本当に我慢強く耐えてくれた。正直、松原がマルシーニョに対しては単騎ではほぼ全敗していた中でよくカバーしてくれた。あのエリアを突破されたら終わっていた。
後はロペス。得点にこそ直結出来なかったが、交代時間まで最前線で体を張りつづけて、守備を献身的に尽くした。あれは確実に圧力になっていた。次は得点で波に乗ってもらいたい。
川崎は失点後の流動的な動きが厄介で、中盤に人数が増えてきて取りどころが難しかった。
マリノスも後半はよく耐えた。
正直、この戦い方がベースではないと思うので次節浦和戦。相手もよりハイプレス寄りになっているようなので、真っ向勝負で圧倒しようじゃないか。
等々力のチケット確保は、相変わらず大変。
もう少しなんとかしてくれないかな。
2023マリノスシーズン開幕。まずは一冠。
昨シーズン、見事にリーグ優勝という素晴らしい結末を迎えたマリノス。そして今年。連覇を目指す2023シーズン。まずは、一戦目となるFUJIFILM SUPER CUP 2023。対戦相手は、カテゴリーは違えど天皇杯優勝チームのヴァンフォーレ甲府。結果は見事勝利。
3000万GETですね。
試合前に、不安視された2つのポジション。
GKのオビと右SBの上島。
オビに関しては、チームの移籍に関する編成上、序列が変わったのだが、無難にこなしていた。整理されてきて、動きがよりスムーズになればもっと頼りになってくるのではないか。
そして、上島。
こちらも、直前に言われたという慣れないポジションでの抜擢。
指示は、SBよりも3バックの右という感覚だったそうだが、よくこなしていた。
マリノス初陣だった訳だが、縦に送るパスや高さなど事前に言われていた武器は数多くみれた。今はチーム事情でここでの出場だろうが、CBでのプレイも楽しみ。
個人的に一番凄かった選手は、渡辺皓太。
もはや絶対的な選手になりつつある。
ボール奪取の早さと展開。欠かせない。
後半見せた単独でのドリブル突破は惜しかった。
昨シーズンに比べて、確かに能力の高い選手は抜けたが、マリノスのスタイルを体現する選手はほぼ残っている。これは、とても大きな財産だ。ここから、また進化して連覇しようじゃないか。
それにしても、国立って何であんなに座席が狭いの。周りの席でそこら中で飲み物がこぼれてましたぜ。
映画「サバカンSABAKAN」感想〜忘れていた何かを思い出す夏の名作〜
概要
1980年代の長崎を舞台に、2人の少年が繰り広げる冒険と、それぞれの家族との愛情に満ちた日々を描いた青春ドラマ。
1986年、夏。斉藤由貴とキン肉マン消しゴムが大好きな小学5年生の久田は、夫婦ゲンカばかりだが愛情深い両親や弟と暮らしている。ある日彼は、家が貧しく同級生から避けられている竹本と、イルカを見るため海へ出かける。溺れそうになったり不良に絡まれたりと様々なトラブルに遭遇しながらも友情を育んでいく久田と竹本だったが、やがて別れを予感させる悲しい事件が起こる。
久田の両親を尾野真千子と竹原ピストル、大人になった久田を草彅剛が演じる。
ドラマ「半沢直樹」の脚本などテレビや舞台の脚本・演出を手がけてきた金沢知樹が
映画初監督を務め、萩森淳と共同でオリジナル脚本を執筆。
キャスト
番家一路
原田琥之佑
尾野真千子
竹原ピストル
村川絵梨
福地桃子
ゴリけん
八村倫太郎
茅島みずき
篠原篤
感想
邦画にも夏に見たい一作が色々あるけれど、
そこにまた加わるのではないかという程に見直したくなる一本でした。
まず、田舎の夏休みを凄く丁寧にキレイに描かれていて、
夏の海や雲が凄く美しく写っている。単純にあの場所に訪れたくなってしまう程に。
そして、出演するキャストが絶妙にハマっていて、違和感を全く感じさせない。
そして、主役の子役二人がとてもナチュラルで感情が自然に入っていく。
夏休みの摩訶不思議な冒険とかではないのだけれど、
少年達の一日の小さな冒険の中に起こったドラマが凄く心に刺さる。
その後のストーリーも素晴らしくて惹きつけられる。
特に父親役の竹原ピストルさんが魅せたダサかっこいい父親役はとても素晴らしかった。
島に向かう出発の朝のシーンや二人の別れの後の父親としての振る舞いなど。シビれた。
また、作品全体で登場シーンは多くないがナレーションで入る草彅剛さん。
彼の持つ良い意味でクセが無く、自然に耳に入っていく。
そのまま作品を邪魔をせず、引き立てていくのは流石としか言えない。
ミッドナイトスワンの躍進から、大河へと続き、存在は確実に確固たるものに
なりつつあるのだろうなと再認識させられた。
大人になるにつれて、使用しなくなった別れの「またね」という言葉。
こんなに素敵なワードだとは思いませんでした。
まさか、年齢を重ねて「またね」の3文字でここまで感情を揺さぶられるとは思わなかった。
オススメ度
★★★★★
2022シーズン第23節 鹿島アントラーズ戦 〜マリノスがよりひとつになった試合〜
E1選手権を無事優勝で終えた日本代表。
国内中心編成の中、マリノスからも大量に選出されて活躍を見せた。
ただ、ひとつ宮市の怪我が残念でならない。
今節は、2位鹿島との首位攻防戦。勝てば勝ち点差を8開く事が出来る大切な試合。
鹿島戦にはあまり良い思い出は無いのだけれど、
既に今シーズンの1戦目は勝利していて、確実に流れは変わってきており非常に楽しみ。
まず、スタジアム入ってから驚いたのは、芝。明らかにいつもより劣化が激しい。
確かに、Liveが立て続けにあっただけに、維持は難しかったのだろうか。
選手紹介の時は、暗転でトリコロールを演出して、スタジアムを盛り上げる。
スタメン
GK 高丘
DF 松原實藤エドウアルド永戸
MF 喜田岩田西村
FW 仲川Aロペスエウベル
感想
前半から展開が早い試合。前回対戦時もこのような流れだった。
鹿島は、マリノスと違い積極的にビルドアップでパスを回していくというより
シンプルに守備陣の背後を狙ったり、鈴木優磨にまずは当ててくるというもの。
そこについては、エドウアルドなどを中心に見事に空中戦は封殺出来ていたと思う。
マリノスは芝の影響をそこまで感じさせないパスワークで崩していく。
そして37分に、相手GKのミスキックからロペスの絶妙なラストパスをエウベルが綺麗に決め込む。
試合を比較的優位に運んでいただけに、この先制点は大きい。
後半は、ほぼマリノスの一方的な展開。
両翼を巧みに使いつつ、テンポよく回していく。
久しぶりの出場となった喜田さんだが、相変わらず気が利くというか顔を出す位置や潰すタイミングはとても的確だった。
しかし、長年苦しみ続けた鹿島に対して、ここまで自分達のスタイルを貫き押し続ける展開は見たことがなかったと思う。
そして、早速後半6分に岩田の強烈なミドルシュートで追加点。
あの、彼。つい先日まで代表選手として結構な時間出場してましたよね?
どれだけ、タフネスなんですか。
その後も、あと一歩という惜しい場面が何度も訪れる。
仲川の自陣でのボール奪取からの単独での高速カウンター。相手守備陣を完全に置き去りにしての絶妙なラストパス。エウベルが決めきれなかったが、迫力のある場面だった。
鹿島は前半からパワーを使ってきた影響で後半に足が止まっているのが目に見えた。
前回対戦もこんな感じの展開だったような気がする。
結果的に2対0で勝利出来たが、後半は鹿島にシュートを1本も許さなかった。
素晴らしい。
試合終了後には、 E1で靭帯を負傷した宮市に対するサプライズのエールが用意されていた。
宮市のコメント含めて、凄く感動的な場面だった。
首位のチームにして、最高の雰囲気で優勝に向けて残りの試合を戦える。
そして、今節は私がマリノスを好きになったきっかけでもある
松田直樹を振り返る日でもあった。どうも、彼のことになると感情がダメになる。
終了後に、宏太が背番号3のユニフォームを持ちスタジアムを歩いていたのが、とても印象的だった。
この最高の雰囲気のまま、頂点を目指したい。
2022シーズン第21節 セレッソ大阪戦 〜執念のマリノス同点劇〜
連勝街道をひた走る首位マリノス。
優勝に向けて、他チームを引き離して差を広げていきたい。
その絶好調な中、今節の相手となるのが絶対的に相性が悪いセレッソ大阪。
昨シーズンもいいようにやられたが、非常に相性が悪いチームだ。
更に夏の大阪。うーむ。いい思い出があまり見当たらない。
スタメン
GK 高丘
DF 小池龍畠中エドウアルド永戸
MF ジョエル岩田西村
FW 水沼レオエウベル
感想
マリノスは両サイドのウイングを起点に相手陣地へ迫る。
ここで、いつもならどちらかのサイドからチャンスを作り先制といきたいところなのだが。
セレッソは守備陣形を整え、隙が見つからない。
ボール保持率やパス数は上がるが、決定機がなかなか生まれない。
更に、連戦の影響か肝心の攻撃陣の動きが鈍く重い。
対してセレッソは序盤からハイプレスでボール奪取にくる。
奪取すると、時間をかけず、ショートカウンターでマリノスの裏を突いてくる。非常に厄介。
試合後のコメントでもあったが、セレッソは、マリノスのミスを突く事も
狙いにあったようでそれが正に結実してしまう場面が発生する。
前半31分に畠中のジョエルに出したパスが完全に読まれて奪取される。
そのまま加藤に豪快に決め込まれてしまい、先制を許す。
確かに今シーズンのマリノスの失点は、完全に崩された失点よりも
自滅というかミスによる失点の割合が多く見られるが、またも露見してしまった。
ボールを保持している時間が長かったので、ミスが発生してしまう事もあったのかもしれないが、苦しい失点。
結果的に、セレッソはそこからより強固な守備陣形となり、カウンター式となる。
後半も、序盤は好転せずに試合は展開する。
そして、後半9分に早々と両ウイングを交代。宮市・仲川とスピード系の選手を送り込む。
しかし、18分にセレッソに追加点を許してしまい展開的によく見るセレッソとの試合展開になってきてしまう。まずいまずい。
27分には停止明けのロペスを投入して、前線に更に厚みを持たせる。
そして、39分。宮市のシュートをGKが弾いたところをいち早く詰めた仲川に対して、山中がファール。レッドカードとなり、退場。そして、PKをレオが落ち着いて決める。
少し、空気が変わってきた。
1人多いマリノスは攻勢を強める。その中で輝いたのが途中交代で入った10代の山根。
中盤の底で精度の高いパスをテンポ良く回して、活性化させていく。
彼の成長速度は末恐ろしい。
このまま試合終了となる47分に右サイドからのクロスをレオの渾身のヘッドで同点。
あの場面で決めてくれるのだから、やはり彼もストライカーだ。
少し無茶なボールでも形にしてくれる。
ここから、ATが多めにあると思っていたがそこまでではなく、逆転まではとはいかず。
ただし、今までのセレッソ戦を考えると上出来と言えば上出来だったのかもしれない。
こういうシーズンというのは、特別な年だったりする訳だけれど。
その答えの結末はもう少し先だ。
2022シーズン第19節清水エスパルス戦〜新国立での素晴らしい500勝〜
後半戦がスタートして4連勝中のマリノス。
今節の相手はクラブ30周年の清水エスパルス。
そして、新国立競技場。
前売りの売れ行きもよくかなりの動員が臨めるということで楽しみな一戦だ。
当日、千駄ヶ谷駅から降りた瞬間に沢山の人だかりが。初めての新国立ということもあり、すごく胸が高鳴った。
試合前はホームの清水の記念試合となる演出の数々。一番驚いたのは、ヘリコプターで上空からボールを落とすというショー。
試合前には久保田利伸なども登場し、演出頑張ってるなあという印象を受けたが、試合は別物。
スタメン
GK高丘
DF松原畠中角田永戸
MF渡辺岩田西村
FW水沼レオセアラエウベル
試合結果
感想
クラブ通算マリノス500勝で5得点!!
記念すべき勝利を大量得点で挙げれたのは素晴らしい。
試合内容は序盤から終盤まで自分達のスタイルで圧倒。
この日、ハットトリックの大活躍を見せたレオは得点のみならず、ファーストトップとして高温の中でも、走り倒して前線の起点から守備まで奮闘していた。正に、夏男。
まだ、ロペスも控えている中で、今後が更に楽しみ。
今のチームの強みとしては相手がいくら引いてきても、チーム全体でイメージを共有して打開できるところではないだろうか。
近年の傾向として、攻撃の速度はあれど、相手が守備ブロックをしっかりと作った場合は、ジリ貧になる試合もあった。
スタメン組だけじゃなく、途中交代で入る選手が自分の特徴を活かしながらもチームのスタイルを崩さず戦えるのもあるかもしれない。
より、見ていて楽しく面白いフットボールにアップデートしつつあるぞ。
清水は、よく対マリノス対策で見るサイドバックの裏に蹴り、ハイラインの裏を狙ってくる方法か。または、直接ファーストトップのチアゴサンタナに放り込んでくる。この選手が厄介。
角田がチアゴと対峙していたが、前半は強度にかなりやられていたが、ただ後半はうまく修正。
失点は不用意なミスもあった為、気をつけていければ。
これで5連勝。次は、前回コテンパンにされた広島。今、絶好調なチームなので好ゲームを期待。久しぶりにチャントが生で聴けるのか。
泣いちゃうかもな。
2022シーズン第18節 柏レイソル戦 〜マリノスらしい見事なリベンジ〜
リーグ戦の前半戦を首位ターンで終えたマリノス。
リーグ制覇をする為には、ここから更にギアを上げていきたい。
後半戦のファーストゲームは、ホームで迎える柏レイソル。
前回対戦時は、先制するも逆転されたり、退場があったり、いいコトが無かった試合。
まあ、ネル爺に良い様にやられましたよ。
今回は、倍返しといきましょう。
当日の気温は30度を超える高温。
スタジアムの日陰の席で観戦しているだけでも蒸し蒸しする暑さ。
これは、ピッチ上で試合をする選手は大変だったと思います。
スタメン
GK 高丘
DF 松原畠中角田永戸
MF ジョエル岩田西村
FW 水沼レオセアラエウベル
試合結果
感想
三連勝中の上位チーム同士の争いであったが、前後半を通じて完勝といって良い内容。
前半は柏が5枚の守備ブロックを形成している中で、空いたわずかなスペースをチーム全体で探して、的確に突き確実に攻め続けていた。
特に輝きを放ったのは、左のエウベル。
序盤から圧倒的な存在感を見せて切り崩しチャンスを構築していた。
改めて、彼のチート感を実感。
マリノスの時間が長くなるにつれ、柏の重心が重くなってきたところで17分に西村が先制。起点となったジョエルの効果的な縦パスも見事だった。
ここから、勢いが増して、19分にレオセアラがエウベルのプレゼントパスから追加点。
28分には、松原のスローインから練習のような見事の連携で水沼が豪快に決め込む。
今シーズンの宏太は、スーパーサブではなく、リーグ屈指のウインガーに進化しつつある。
柏も逆転の為に、位置を変更してくるが、好転はせず。
ボランチのジョエル、岩田(アクシデントで渡辺皓太に後半12分に交代)を中心に、
相手のチャンスを事前に阻止。
ロングカウンターの際も、柏ストライカー細谷に対しても畠中も空中戦でほぼ勝利した。
90分間、暑さの中上手くテンポを崩さず試合を制圧しての勝利。
チーム全体に浸透しているからこそ出来る事だろう。
ここから、上位陣との連戦が続く。ここを勝ち続けていけば
少しずつ頂点が見えてくるはずだ。