2022シーズン開幕を控えて〜横浜Fマリノス〜
いよいよ、今週より開幕を控えるJリーグ。
新型なんやらの影響で面倒な状況ではあるが、今年も楽しんでいきたいです。
そして、マリノスですが。
今シーズンは3年振りの王者奪還とアジア制覇を非常に厳しい日程でこなしていく。
昨年途中から指揮を取るケヴィンマスカット監督の元、どんなアタッキングフットボールが
見れるか非常に楽しみです。
■楽しみな点
・新しい左サイドの武器
昨年まではタイ代表のテイーラトンが主軸となりいわゆる偽SB的な役割をこなしてきた。
その彼が退団して、鹿島から永戸・C大阪から小池を獲得。
永戸は縦の突破とクロスに定評があり、テイーラトンとは別の武器を持つ。
鹿島では出場機会にあまり恵まれなかったが、この武器がどこまでマリノスの左サイドに
新しい武器となるか。
小池は、キックの質に定評がある選手。そして、プレースタイルの幅が広い。
マリノスのSBはタスクが特殊な為、順応すれば化けるかもしれない。
この2人が左サイドでどこまで強烈な武器となれるのか。
・ボランチの組み合わせ
扇原の移籍と共に若手有望株の藤田譲瑠チマの獲得となったオフシーズン。
現在、他には絶対的主将である読みが抜群な喜田さんと、攻撃も守備も高水準でパフォーマンスが出来る岩田。
個人的にすごく好きな選手であるどこにでも顔を出して攻撃の流れを円滑にする事が出来る
渡辺皓太。
それぞれ、持ち味が異なってくる選手が揃っている。
果たしてどの組み合わせが最適解なのか。そして、若い選手が多い中、どれだけ成長してくるのか。楽しみです。
・豊富な攻撃陣の中でのエースの復活
今シーズンは、W杯やACLも影響もあり、タイトな試合スケジュールが組まれています。
その中で、強化部が編成した攻撃陣がどこまでハマるのか。
個人的に注目している2019シーズンのMVP仲川。
今シーズンは、本来の右ではなく左ウイングでの起用も考えられるということで、復活を期待したいです。
■懸念点
まあ、どうしたって昨シーズンまで在籍していた得点王でありスピードスターの前田大然と、君臨しているだけで相手の攻撃を封殺してくれるチアゴマルチンス。正直、この2人は、代わりなんて中々見つからない、スペシャルな選手。個人だけで、攻守でどれだけ助けられたか。
逆に、この2人がいない中で、組まれた新しい可能性も見えると思うのでそのあたりを
楽しんでいきたいです。
でも、局面、局面でいてくれたらなあと思う場面はあるだろうけれど笑
■まとめ
アンジェ監督から引き続きのアタッキングフットボール。
ケヴィン監督の印象は、スタイルは貫くが相手を見ながら柔軟に対応するイメージ。
アンジェ監督はドラクエで言うと「ガンガンいこうぜ」みたいな感じだったので。
それが、今シーズンどう結果に繋がってくるか。
そしてここ数年は、どうしても川崎が一強のイメージがあるけれど、昨シーズンの後半戦の戦いから最終戦を見て、そこまで差も無いんじゃないかなと思ったりしています。
どのチームも、方向性に一貫性をつけ始めて、選手補強もスタイルに合った選手にちゃんと
目をつけている。
代表例が浦和だけれど、他のチームも成熟してくれば化けてくる可能性は充分高い。
どういう結末が来るかはわからないけれど、今シーズンは久しぶりにJリーグらしい混沌とした面白いリーグ戦が見られそう。
そして、そんなシーズンの頂点にマリノスがいてくれたら最高です。