ACLグループステージ第1節ホアンアイン・ザライFC戦〜セットプレイ2発で勝利というマリノスでは懐かしい響き〜
ついに始まったACLグループステージ。
中立地での集中開催ということでチームの総合力が試される大会。
選手の怪我の影響もあるが、これまでに多くの選手を起用しつつ、総合力を少しずつ
上積みしてきたマリノス。短期間での連戦が行われる為、頑張っていきたい。
スタメンはこちら。
GK高丘
DF松原畠中エドゥアルド永戸
MF喜田岩田吉尾
FW宮市レオセアラ仲川
前半
観客の声援の多さから完全アウェイの雰囲気。
更に立ち上がりから相手は積極的に奪取へくる。
マリノスもパス回しでリズムを出そうとするが、初めて対戦する相手の間合いの影響なのか
なかなかうまく回らない。短距離のパスがズレてしまうことも散見する。
また、マリノスのスタイルの研究してきたのか、ハイラインの弱点であるSBの裏へ放り込みカウンターのような形を繰り返し狙ってくるという「らしい」戦い方を見せてくる。
なかなか、空気が良くならない中、違いを見せたのがレオセアラ。
9分に永戸からのCKを絶妙ヒールで合わせてゴール!
遂に今シーズンの初ゴールである。
更に25分、またも永戸のFKをレオが頭で合わせて追加点。これは非常に大きい。
彼はなかなか場面的に難しい局面などで、投入されることが多かったので
波に乗ってもらいたい。
ここから、冷静に戦えるかと思っていたが、31分に相手CKから潰されてオウンゴール。
上背があったから仕方ないけど、今シーズンの課題がまた露呈してしまった形。
後半
メンバーは変更せずにそのまま臨む。
ザライの戦い方は、前半と変わらず裏を狙ってくる。マリノスはレオを中心に攻めるが
追加点が奪えない。
18分に岩田→藤田、仲川→水沼、吉尾→マルコスで交代。
この交代で空気が変わる。
マルコスがトップ下に入ることにより、最前線と中盤とのリンクマンとなり
絶妙な位置でのキープとパスを繰り出す。
この絶妙なポジショニングはマルコスがなせる技だ。
リズムが生まれ、テンポが速くなる。同じく交代した水沼も積極的に関与していく。
しかし、26分にレオが。39分にエドウアルドが足を攣って交代。高温が影響か。
その後、追加点こそ生まれなかったが、初戦勝利。勝てば良かろう・・である!
感想
思ったよりもすごく苦戦した初戦という印象。
勿論、アウェイや高温の場所ということで難しい部分もあったと思うが
相手がマリノスのサッカーをかなり研究して突いてきた。
それにより、いつものパスサッカーが出来ずに攻撃のリズムが生まれなかった。
ただ、レオが前線で獅子奮迅の活躍を見せたことや、途中交代で入った選手が活躍したこと。
また、セットプレイから2得点できたこと。その起点となった永戸。
普段、戦わない相手だからこそ、精度の高いキック精度は重要。彼の活躍は重要だ。
次の一戦は、また選手を入れ替えてくると思うが、マリノスらしい戦いで勝利を。