脳内モノローグ日記

サッカー(主にマリノス)の観戦記やら好きなエンタメの感想を書き綴っています。よろしくお願いします。

映画「愛なのに」についての感想(ネタバレなし)

 

今泉監督作品が好きなので、観ておきたかった作品。近隣の映画館で上映されておらず、普段行かない都心の映画館にて鑑賞しました。

 

キャスト

瀬戸康史

さとうほなみ

河合優

中島歩

向里祐香

 

監督

城定秀夫 

脚本

城定秀夫 今泉力哉

 

あらすじ

古本屋の店主・多田(瀬戸康史)は、一花(さとうほなみ)のことが忘れられない。その古本屋には、女子高生・岬(河合優実)が通い、多田に一途に求婚。一方、亮介(中島歩)と婚約中の一花。式の準備に追われる彼女は、亮介とウェディングプランナーの美樹(向里祐香)が男女の関係になっていることを知らずにいて...。

 

感想

最初にあらすじを読んでから見た実際の感想としては、良い意味で異なっていたかもしれません。どちらかというと、岬を中心に物語が展開していくのかなと想像していたのですが、純粋な恋愛映画というより、それぞれに視点を置いたどっぷり大人の恋愛映画でした。

 

ただ、今作品は城定監督×今泉監督のタッグの作品ということで、今泉監督らしい日常を静的に描きつつヒトの心情の揺れ動きを上手に描きつつ、城定監督の対照的な激しい描写の写し方も流石というか描写の映え方が上手い。

でも、全然無駄な濡れ場のシーンとかではなく、むしろ作品の魅力はグッと上がっています。

 

「愛なのに」という事で、この物語のキーワードに入ってきたのが結婚

男女の結婚に関する捉え方の違い。劇中で美樹が亮介に結婚っていうのは・・と

語るシーンはすごく考えさせられました。

もちろん、主人公の多田に思いを寄せる岬の物語も素敵でした。

タイトルの通り、正に「愛なのに」と思わせたくなる場面が各登場人物の心情で散りばめられています。

あとは、河合優実はポテンシャルがえげつなかった。将来性抜群ですね。

 

 

ちなみに、この作品のMVPはダメ夫役を演じた中島歩さん。

高身長で声も低くて、端正な顔立ちにも関わらず、劇場内でクスクス笑い声が出てしまう位の抜群にダメ男を演じていました。

 

オススメ度

★★★☆☆(星3)

 

またすぐ、このコンビの作品「猫は逃げた」が上映されるので楽しみです。

 

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